この数日で急激に盛り上がりを見せてるSNSこと、Mastodon。
SNSってことは、TwitterとかFacebookとかと似たようなものなの?と言われれば
似て非なる世界をご紹介しよう。
【世界は一つではないのだよ】
例えば、TwitterであればTwitterというサービスに登録をし
誰かをフォローすることで、自分のタイムラインに表示をすることが出来る。
一つの世界の中で、見たい情報だけをピックアップするという形になる。
マストドンでも同じことは出来る。
なら、Twitterでええやんと思った人は少なくないし
実際にアカウントを最初に作って、覗いた段階ではそう思うだろう。
だが、世界は一つではないのが、マストドン。
何かと言うと、そもそものサーバーが分かれている。
テレビで言うなら、チャンネルが分かれてると言えば良いだろうか。
・そもそもサーバーが分かれている。
利用者がマストドンのサービスを開始しようとした際に
最初にどのサーバー(=インスタンスと呼ばれる)にするかを選択するのだが
例えば、mastdon.onsenというインスタンスは、まさしくぬるま湯に浸かるが如く
ゆるい空気を満喫しよう、ぐらいの空気感なのだ。
この数週間の間に、お絵描きSNSのPixivやニコニコ動画も
専門のインスタンスを作ってるのです。
・サーバーが分かれてるから、アカウントも分かれてる
サーバーごとに登録をするため、アカウントはインスタンス単位に作られるものとなる。
ただし、一度作った設定を書き出すことも簡単に出来るし
違うインスタンスでは異なるアカウントを使うなんてのも容易だ。
そもそも登録自体、好きなIDとパスワードとメールアドレス入れて
メールに届く認証キーを入れるだけで終わるので、非常に簡単。
・ホームとローカルタイムラインと連邦タイムラインと私
マストドンの奥深さはここにある。
ホームは自分の発言(=発言の異なるをtoot「トート(叫ぶ)」と読む)や自分がフォローした人の発言
ローカルタイムラインはそのインスタンスに登録をしている人の発言
連邦タイムラインは他インスタンスでの発言が見れる。
Twitterの機能は、マストドンではホームに当たる。
異なるのは2つのタイムラインの存在だ。
ローカルタイムラインは、それぞれのインスタンスで発言されたものが見れる。
自分がフォローしている以外の人も見れるわけで
先ほどあったインスタンスごとの特色が一番現れるタイムラインとなる。
連邦タイムラインは、マストドンを利用している他のインスタンスのタイムラインも混ぜて表示される。
どこのインスタンスを表示させるかは、管理者が設定出来る仕様となっているようだ。
お国が違えば風習も違う、とはよく言ったもので
まだまだ出来たばかりのサービスだけに、盛り上がり方もインスタンスごとに違っており
それを垣間見れるのも面白い。
【まだ乗り遅れない!最新パオり】
これまでにも、トートやインスタンスという用語を解説してきたが
マストドンを始める上で押さえておくべきワードを紹介しておこう。
・象…マストドンとは、そもそも何かと言うと、絶滅種の象の名前である。
しかし、アメリカのヘヴィメタルバンドが元ネタらしい、とも。
・パオる…絶滅種の象を引きずった結果、トート(「叫ぶ」=発言する)を、パオると言い換えたところから広まる。
・牙生える…元は「草生える」と言う2ちゃんのスラングで言うところの笑える、のマストドン版。
草生えるは、笑いを表す「wwwww」という表記が草が生えてる様に見える事から生まれたが
牙生えるに至っては、象をモチーフにしているだけである。
なお、草生えるは英語圏では「lol」と表されるが、
さらにこれを模した「joj」で牙生えるを表現したツワモノが現れた。
・鳥貴族…Twitterに疲れた象達は、揶揄を込めてTwitterをしてる人をこう呼ぶ。
なお、実際の店舗とは関係がない。
・お布施…マストドンのサーバーは、個人が運営を行うことも出来る。
いっぱいのふれんどをぱーくにいれるにはこうだいなちほーがひつようなので
おふせをかんりしゃにあげることでかいてきなぱーくをたもてるんだ、すごーい!
なお、お布施をしなくても、利用は出来る。
・箪笥…インスタンスの略語。ムシューダは必要ない。
・鱒丼…マストドンの略称、多分廃れる。
・民族大移動…そもそも、このサービス、ドイツ人の24歳が作ったもので
数日前まではヨーロッパ、特にフランス辺りで拡大していたのだが
4/14頃から日本でもその存在が急激に知れ渡り、1昼夜で、10万人近いユーザーの増加
もはや民族大移動の様相を為しており、海外勢が困惑しているらしい。
さて、なんか新しいことで盛り上がっているけど
なんなのかよく分からん、という方は
とりあえずアカウントを作ってみるのも良いと思う。
かつてTwitterが数ヶ月かかった成り立ちをここ数日で見せているとまで言われており
その速度を星が生まれて死ぬまでを見ているようだと表す人もいる。
インターネットというものの中で、こういう文化の立ち上がりを目にすることはそう多くない。
それを眺めるだけでも、楽しめるというものだ。
なお、ビジネスに活用できる要素は未だ見えないし、
得てして、ビジネスに利用しようという輩が出てきた時には
そのサービスは文化として死んでいく周期に入った、と言われるのが
インターネットなのである。
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